産まれた時はみんなO脚
O脚は、最近よく聞く言葉です。日本人に多いとされるO脚ですが、両膝が外向きに「O」の形に湾曲していることを指します。
女性を中心に最近患者が増えてきているという状況なのですが、実は、生まれた時は誰でもO脚なのです。
子供がO脚だからといって特に治療の必要もありません。
成長過程の中で、治療などせずとも自然と改善されるものなのですが、何らかの理由で改善されないのをO脚というのです。
また、膝を痛めやすい生活習慣を送っていると、後に大変な治療を必要とすることがあります。
激しいスポーツなどで膝を痛めやすい生活を送っていると、老後を迎えたとき、「変形膝関節症」を引き起こす可能性もあります。
これは傷みが続いて、つらい症状が出ますので、早く治療する、または予防するのが望ましいでしょう。
O脚は日本人に多いとされていますが、外国人の場合はどうでしょう。
アメリカを例にすると、O脚ではなくX脚という治療が多いようです。
O脚は両膝が外側に湾曲した状態ですが、X脚はその逆です。
しかし、最近の日本人の中にはXO脚というものまで見られるようです。
O脚は十分に治療が可能なものなので、O脚だと感じたら、すぐに専門医に相談して早期の治療を心がけてくださいね。
O脚の原因は外反母趾・偏平足・肥満など
O脚は早めの治療でよくなる症状ですが、見た目も悪くなるし、治療をしないと傷みが続く場合もあります。
O脚は主に日本人の女性に多く見られる症状ですが、その原因は一体なんでしょうか?
O脚の原因には様々なことが考えられますが、治療に来る女性の中で最も多いのが「外反母趾」です。
また、偏平足もO脚の大きな原因と考えられています。
外反母趾や偏平足の場合、歩くたびに膝に大きな負担がかかります。
足の裏で衝撃を吸収しにくいので、残った衝撃が膝を直撃するわけです。
この衝撃が徐々に膝の形を変形させていき、そのうちにO脚となっていき、治療を必要とするのです。
外反母趾や偏平足は治療が可能です。
したがって、これらを早期に治療しておくことで、O脚を予防することができるのです。
また、最近増えてきたO脚の原因の一つに「肥満」があります。
肥満の人は、外反母趾や偏平足と同じように、足の裏で体重の衝撃を吸収しきれません。
その衝撃が膝を直撃して、こちらもやはりO脚の原因になっているのです。
この場合の治療法は「ダイエット」ですね。
肥満はO脚のみならず、様々な病気の原因につながります。普段からの生活習慣を見直して、O脚の予防に努めましょう!
O脚の治療方法と予防方法
O脚は治療が可能です。
O脚に悩む人が増えていますが、ほっておいてはいけません。
O脚は、年齢を重ねるとともに症状が悪化していき、老後の人生を送る時、O脚がひどくてまともに歩くこともできないという状況も考えられるのです。
そこで、O脚の早期治療が大切です。
しかし、O脚の決まった治療法はなく、専門医が各患者さんにあった治療法を考えているのです。
というのも、O脚の形状や症状は個人によって大きな差があり、同じ治療法では対処できないんですね。
しかし、誰でも簡単にO脚を予防できる方法も存在しています。
効果には個人差がありますが、「O脚サンダル」を一度試してください。
内側に湾曲したデザインになっており、O脚を少しでも矯正しようとするサンダルです。
前述の通り、効果には個人差がありますが、これも立派な治療法の一つです。
しかし、やはり専門医に相談することが一番の治療法だといえます。
O脚は個人によって形状が異なりますし、民間療法では逆効果になることもあります。
したがって、雑誌やネットの世界には様々な治療法が紹介されていますが、やはりO脚の治療には専門医への相談が最もよいのです。